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スターリングサイクル機器設計プログラム |
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SCM20は，スターリングサイクル機器 スターリングエンジン スターリングサイクル冷凍機・ヒートポンプ ヴィルミエサイクル機器 の熱力学的設計プログラムとして，「スターリングエンジンの理論と設計」（山海堂，1999年）の資料A1として公開され，MS-DOS上での実行ファイルがCD-ROMで提供された。しかし，その後，同書が絶版となり入手が難しくなったので，SCM20をホームページ上で公開することにした。 ＊＊ 同書は「スターリングエンジンの設計」（パワー社，2009）として再出版 ＊＊ ただ上記のものはMS-DOS用（Windows 98等では実行可能）であり，最近のパソコン環境では利用しにくくなっているため，新たにWindows上で利用可能な２種類の実行ファイルを作成し，同時に公開することにした。 1）FreeBASIC CompilerによるSCM20FBC： コマンドプロンプト画面上で動作。高速処理。 2）Liberty BASICによるSCM20LB： Windows画面上で動作。エネルギー流れ図の作成。 下記の機能が追加されている点がMS-DOS版と異なる。 Ａ）ユーザーが熱交換器における摩擦係数，ヌセルト数の大きさの影響を調べられるように，既定値 （資料A1に記述）に対する倍率（F.fric，F.heat）を入力データファイルの末尾で設定できるように した。これに伴い，入力データファイルを
*.in に変更した（例：alpha
を alpha.in へ）。 Ｂ) 入力データ（例えば，回転数）の変化がSCMの特性へ及ぼす影響を調べる際，MS-DOS版で必要で あった入力データファイルの書き換えの手間を省くため，実行後に複数データの数値を変更できるよ うにした（入力データファイル自体の書き換えは行われない）。 Ｃ） ファイル名を入力し，ファイルの読み込みや作成を行う場合，関連ファイル（*.in，*.out，*.csv） の一覧を表示するとともに，既存ファイルの有無をチェックし，意図しない上書き等を防ぐようにし た。（SCM20LBでは，フォルダの変更もサポート） Ｄ）グラフィック用データファイルをExcel等で直接読み込めるようにするため，カンマ区切りへ修正し， それに伴い拡張子をcsvへ変更した（例： alpha.gra
を alpha.csv
へ）。 Ｅ）シミュレーション結果を理解しやすくするため，SCM20LBでは，計算後にヒートバランスを示す エネルギー流れ図（温度分布等も含む）が表示されるようにした（ヴィルミエサイクルVMは対象 外）。この下方には，圧力・温度波形図が表示され，これらは１枚の用紙に印刷できる。 Windows版では，MS-DOSで問題となるメモリ容量等による制限を事実上受けないため，SCM20の改変等を試みる場合には，FreeBASIC
compilerやLiberty
BASICによる方が便利である。前者はフリーソフトであり，後者もエディター上で編集や実行を行うだけならば，無料で利用できる。 また，いずれも手元のWindows
98SE，2000，Xpで正常に動作することを確認している。Vistaでも32ビット版ならば問題なく動作するようである。 プログラムの改変などを行うために，ソースファイル（テキスト形式）が必要な場合には，その旨を作成者（iyama670@nifty.com
）へ連絡してほしい。
SCM20ロゴを右クリックし，「対象をファイルに保存」を選択 |
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ALPHA形とGAMMA_ST形のエネルギー流れ図と圧力・温度波形図の例（SCM20LBによる） |
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ALPHA形 |
GAMMA_ST形 |
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